うりきり屋

うりきり屋

日々思うことや経験したことを呟いています。夫、3歳、0歳と4人暮らし中。

転職してから五年が過ぎた

過去の記事を見返していたら、こんなのを書いていた。

 

ime08.hatenablog.com

 

あの時はこんな気持ちだったんだなあと思うと感慨深いようなそうでもないような。こうやって振り返ることができるのもブログの良いところだな。

 

さて、そんな3年勤めた会社員生活がどうなったかというと、結局次の年に転職して、この3月で5年が経とうとしている。自分でも月日が流れる速さに驚いた。

 

転職というと自分のやりたいことを見つけて…みたいなポジティブなイメージが私の中にはあったけど、現実はそうでもなかった。あの頃は自分で転職活動をしていたのに、いざ決まると会社が名残惜しくなり、新しい環境も居心地良いものではなく、毎日暗く過ごしていた。その頃ちょうど結婚の話も出ていて、多分マリッジブルーも多少あったのだと思う。振り返るととても我儘で贅沢な悩みだと思うが、とにかく毎日が嫌で、そんな選択をした自分も嫌で、ブログでも全くこのことは触れていなかった。

 

いまようやくフラットな気持ちになってきたので、当時の状況を含め振り返ってみる。

 

転職を考え始めたとき

さすがに入社当時から転職は考えていなかったけど、漠然とずっと続けていけるのか?ということは頭の片隅にあった。というのも、全国転勤がある会社だったからだ。もちろん承知のうえで入社したし、人事から説明もきちんと受けた。私は学生の頃からとにかくやりたいことを優先して生きていたので、そのとき一番やりたい仕事で、それができる会社を選んだ。

最初の配属は関東だった。付き合っていた彼は地元で就職していて、短い期間だけど遠距離恋愛もしていた。これが後の夫である。

このまま結婚したら仕事辞めるしかないかなとも思っていたけど、まあなるようにしかならないなと考えることを先延ばしにしていた感もある。

 

転職活動を始める

なんだかんだと彼とも続いていて、プロポーズを受けた。単純に嬉しかったし、仕事とどっちを取る?と悩むこともなく、結婚を決めた。

会社にも既婚の女性はいて、通勤圏内の支社に勤め続けていた。関東には本社と支社がいくつかあって、そこを転々とするという働き方をしていたようだ。私は地方で結婚するから、もし転勤しないとなるとずっと地方支社で働くことになる。もちろんそれが既定路線ではなくて、結婚したから仕方ないよね、という特例の働き方だ。

ただ、当時の私はそれがしっくりきていなかった。今思えば変なプライドだったと思うけど、みんな転勤ありというフィールドで等しく働いているのに、自分だけ特別扱いされるのが嫌だった。この話を転職後に会社の同期に話したら、カッコいいなんてことを言われたけど、やっぱり変なプライドだったなと思う。皆そうやって折り合い付けて働いているし、きっと今同じ岐路に立ったら、そのまま働き続けられるように人事に交渉したんじゃないかと思う。

プロポーズの後、両親への報告、結婚式の日取りや会場の検討が始まる。それと並行して、転職活動も進めていった。この頃は20〜21時くらいに帰宅することが多かったので、そこから志望動機などを考えたりするのが地味に辛かった。

 

退職を伝える

会社に入籍予定を報告した。ちょうどその頃、会社の人事異動と転職先の面接結果が出るタイミングが重なっていて、面接に落ちたらまだ会社にいたいけど、受かったら辞めることを言わなければ間も無く異動の内示が出てしまう、というスリリングな状況だった。

なんとか内示前に面接合格となり、転職することを決める。上司に退職を伝えると多少は驚かれたけど、寿退社だろうと思われたのかすんなり受理してもらえた。予想通り私は異動予定だったらしい。

周りにも寿退社だと思われていたけど、一部の上司や同期には転職を伝えた。行く場所は言いたくなかったけど、仲が良くて関係を続けたかった同期6人にだけは教えた。まあなんか他の人にも微妙に広まっていたような気もするが。

 

退職するまで

転職先にはキリよく4月から入社することになっていた。退職の報告から4月までは半年ほどあったので、淡々と仕事を続ける。不思議なことに、あんなに転職活動を頑張ったはずなのにあまり前向きな気持ちになれず、むしろまだこの会社に残りたいとさえ思っていた。同僚は変わらず優しくて、結婚お祝いまでしてくれた。担当するお客様も建前かもしれないけど別れを惜しんでくれて、必要とされている場所から離れることが寂しくて仕方なかった。

最初にも書いたけど、マリッジブルーも大きかったのかもしれない。特に私は苗字が変わることが本当に嫌で(かと言って夫婦別姓が良いとかそういうことではなく、相手の家に「嫁ぐ」という感覚が嫌だったのだ。今は何とも思わないけど)、結婚も仕事もこれで良かったのかと毎日ウジウジしていたように思う。

なんだかんだで月日は過ぎて、3月に年休消化をしつつ退職した。会社で借りていたアパートからも出るため、3月中頃には新居を決めて引っ越しも完了。同じ月に転職先の研修もあった気がする。

 

転職してから

上記のとおり退職するまでウジウジウジウジしてたので、新しい環境に馴染めるはずもなかった。新職員研修は新卒の人と一緒で、若い社会人一年目の人がキラキラしていて落ち込んだ。他にも中途採用の人はいたけれど30代の人が多く、人生経験が豊富な人ばかり。前職経験4年という当時25歳の自分は何とも中途半端だった。

それでも生粋の真面目さで仕事は一生懸命やった。夫は一つ年上で、新卒で入った会社で5年目と順調にキャリアを積んでいたこともあり、お互いのキャリア感の違いでケンカしたこともあった。そのときは病みすぎて「結婚したせいで仕事も変えなきゃいけなくて最悪の人生だ」とすら思った。自分で決めた、というか何となく流されて転職したくせに、もう完全に自暴自棄になっていたなと思う。

 

そして現在

病みつつもそこから2年ほど経験を積み、長男の妊娠があったり、初めての部署異動があったりと色々あって現在に至る。

 

今まで目の前のことにがむしゃらになって生きてきたけれど、今後はもう少し自分のキャリアについて考えてみたいな、とも思う。今回の記事はその第一歩になったかも。もっと軽い気持ちで書くはずが、全体的に暗い内容になってしまった…。お付き合いいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

30代、髪のパサつきが気になる

最近、髪のパサつきが気になるようになってきた。

 

前は美容室に行けば別料金のトリートメントなんてしなくてもサラッサラツルッツルになっていたのに、いまはそうでもない。

 

私は服やメイクには割とズボラなのだが、髪に関しては具合が悪いととても気になるのである。他人の髪もつい注目してしまい、サラサラの人を見ると「毎朝ちゃんとブローやセットしてるんだなあ」とか想像してしまう。自分は時間がなくてほとんどできていないが。

 

美容師さんに相談すると、どうやら私のパサつきの原因は頭皮の乾燥らしい。頭皮が乾燥していると、その先の毛にまで水分が行かないとのこと。季節的に乾燥しやすいのもあるし、肌と同じで年齢が上がると水分量は減っていくのだとか。

シャンプー変えるだけでも違いますよーとアドバイスしてもらった。行っている美容室はもう何年も通っているが、ここで店の商品を無理に勧めないのがこのお店の好きなところだ。

この話を聞いて、なるほどなーと納得。今までお風呂上がりにオイルをつけていたけれど、毛だけじゃなくて頭皮のケアが大事なんだなと。ここ最近の調子が悪いのも、もしかしたら年齢のせいもあるかもしれない。

 

そこで自分のシャンプーを見直してみると、実は以前からスカルプケア商品を使っていた。

自分にしてはかなり値が張るシャンプーだけど、試しに使ってみたところ洗い上がりや泡立ちが気に入り、大容量を購入して半年ほど使っている。さすがに使い始めの頃の感動は薄れているけど、今のところ不満もないし結構残っているので継続したいなという感じ。

 

そこで考えたのがこれ。

ネットで頭皮の乾燥ケアを調べてたどり着いたもの。実は長男の産後に一度だけ使ったことがあった。一本で何個も効果があり忙しい子育て中の入浴に良いと口コミを見て購入したのだった。そのときの使用感も悪くなかったけど、コスパの問題で継続はやめてしまった。

今回も継続できるかは微妙なところだけど、美容師さんは「風邪を引いたら薬を飲むように、髪も調子が悪ければシャンプーなどで集中ケアしてみて」と言っていた。髪のケアって私の中では美容の一部という意識があって、どうせ高いケア用品で継続しないと意味ないんだろうと思っていた。でも薬と思えば調子が良くなるまでとりあえずやってみようと思える。

 

まずは週一のケアで使い切るまでやってみて、その後はまた考えようかな。

 

久しぶりに美容に関する記事を書いたら、なんだか楽しくなってきた。こうやってアウトプットすると、今まで放っておいた自分のケアとか、実は心の中でやりたいと思っていたことが見えてくるなあ。

 

2022年度の振り返り

こういうのって年単位で書くものだと思うけど、仕事柄年度単位で動いているのと、気づいたら12月も終わっていたので4月から振り返ってみる。

 

4月

夫婦揃って仕事の勤務地異動、子どもは2歳児クラスに。2歳児は1歳児とやることも持ち物もそんなに変わらないから、スムーズに移行できたかな…。

問題は親の方。夫はこれまで自転車通勤していた距離から車で1時間の場所に異動、私は近くなったため車通勤からバス通勤に切り替え。3月に夫婦の動きを話し合って、これまでは私が保育園送り、夫が迎えだったのを逆にすることに。

保育園の開園時間を考えると、夫が定時出勤するのは無理なので遅出勤務に変更。逆に私はこれまで遅出していたけど、迎え担当になったので定時勤務に変えた。朝の通勤ラッシュがあるから本当は早出したいところだけど、こどもの起床時間や朝食を考えるとこれ以上朝早く出発するのは無理だな…と考えて定時出勤に。

ちなみにバスよりも車通勤の方が確実に効率が良いのだけど、車だと駐車場代が自腹になるので(公共交通機関は定期代が出る)頑張ってバス通勤にすることにした。

 

5月

連休は実家に里帰り。仕事内容がガラッと変わって気持ち張り詰めていた一か月だったからのんびりさせてもらった。

私は環境が変わると張り切ってしまうタイプなので、4月はそれはもうやる気があったのだけど、そのやる気と仕事の知識が追いつかなくてしんどかった。電話もお客様対応も満足にできず悔しい毎日。異動してすぐだから愚直に勉強するしかないし、これまでの経験上習うより慣れろというのも分かっているけど、自分だけ周りから取り残された感じがして辛かったな。仕事行きたくないなと思っていた月。

 

6月

6月って毎年一番記憶が薄いんだよね…。イベントが少ないからか。

5月の連休で購入を決めた中古車の納品があった。夫が車好きなので全てお任せし、ついに2台体制に。都会暮らしでもなく共働きでよく一台でやって来れたなあ。

恐ろしく燃費の悪い車だけど、夫が満足そうなので良かった。ちなみに私は車に関しては乗れたら良いという感じ…。

 

7月

職場も夏休み取得期間に入り、今年はいつ取ろうか考え出す頃。仕事にも慣れてきて、でもまだまだ勉強することはあって、ちょうど良いバランスだったな。8月が繁忙期なので、先輩から去年の資料をもらって準備したりしていた。

保育園でコロナが流行り出す。そして例に漏れず我が家も子どもが濃厚接種者になり、感染は免れたものの仕事に行けなかったり色々バタバタしていた。

 

8月

来たる繁忙期。準備はしていたもののやはり忙しい。想定外のことが起こる起こる。まだコロナ脅威は続いていて、でも絶対に休めないというプレッシャーもあった。

でも職場のチームワークが良いことに救われていた。何より繁忙期対応の主担当者がとても仕事ができる人で、忙しいときは他人を思いやれないことも多いはずなのに全くそんなことはなくチームに気を配り、しかも残業も少ないという。見習っていきたい。

 

9月

先月から家探しを始めた。中古物件購入+リノベーション希望だったのでそこまで選択肢も多くなく、とりあえず一社説明を聞きに行くことに。2回ほど営業の方とお話しして、物件見学やリノベプラン提案をもらったものの、夫と「なんか違うよね…」という考えで一致したので別の会社を探すことに。やっぱ提案力って大事だなーと思った。特にリノベ希望の我々は普通の家では満足できなかったので…。

そして9月に出会ったリノベ事務所の担当さんは建築士で独立されている方。きっかけはうちの近所というだけだったのだけど、提案プランも素敵で人柄も良く、ここにお願いしようかなあと思いつつ今月は終わり。

 

10月

先月に引き続き家購入に向けて動いていた。すごーく悩んでいたのが、目を付けている中古物件で本当に良いのか?ということ。予算的に新築は難しいけれど、購入を急いでいる訳でもない。希望の物件は幹線道路沿いにあって、一番気になっていたのが騒音だった。あと今住んでいる場所がとても気に入っていて、このあたりで中古が出ないかなと期待していたのもある。

とは言っても物件購入はタイミング。これまで見学した他の物件はすでに売れていたし、目当ての物件もいつまであるか分からない。騒音以外の点で言えば、立地も価格も買いだな…とは思っていた。割と夫は買う気満々だったので、あとは私の決意というところ。この頃はネットで「家購入 決心できない」「道路沿いの家 騒音」とかそんなワードばっかり検索してたな。笑

 

11月

ついに家購入を決心!結局最初に目を付けていた物件にしたのだった。2か月近くも売れなかったのは、少し癖のある物件だったからだろうな。リノベしないと、住宅の間取り的には非常に使いづらい。外壁残してほぼ解体になりそうだけど、面白いことができそうだなあと思っている。

そんなわけで休日はほとんど打ち合わせ。当たり前だけど決めることいっぱいあるなー。

仕事は閑散期に入ったので業務の棚卸しをする。マニュアルを作ったり、改めて勉強すると分かることも増えたりして楽しい。

なんとなく体調の変化に気付き、これはもしや…という感じで11月もあっという間に終わった。

 

12月

予想は的中して、妊娠が発覚したのだった。長男が2歳過ぎたあたりから2人目欲しいなとは思っていて、でも夫婦共々忙しくてそれどころではなかった。自分が3歳差の姉妹だけど、育児が落ち着いた頃には4歳差くらいになるんだよな…と実感。改めて自分の親や周りにいる年近い兄弟姉妹のお母さんを尊敬する。

12月はその他にも保育園の発表会があったり、長男の予防接種があったりと忙しく、師走らしく過ぎていった。年休日数が残り僅かなことに気付く。これから冬のインフルエンザやノロウイルスが流行るのに大丈夫か?

 

1月

妊娠初期はやっぱり流産になることが怖くて、それは2人目だろうが変わらないんだなあと。流産になる夢を見たりもした。こればかりは無事に育ってくれと願うしかない。

少しでも栄養あるものを食べるよう意識したら、妊娠前からの体調不良が少しマシになった気がする。春夏あたりは環境の変化や育児疲れで風邪を引きまくっていたのと常に疲労感がすごかった。当たり前だけど食生活って大事だな…。

 

2月

少しずつお腹が大きくなってきて、脚も浮腫みやすくマイナートラブルが増えてくる。8時間働くのがしんどくなってきた。年度初めから割とワンオペ育児気味だったけど、ここ最近夫が定時に帰って来たのはいつだろう…という感じ。初めはキツかったけど、最近は割と慣れてきた。が、自分の時間が全く無いのが辛いところ。

 

 

こうやって書いてみると、車と家の購入に妊娠とかなり動きのあった一年だったなあ。生活が完全に家庭と仕事しかなかったのは良いのか悪いのか。

こうやって振り返るのもたまにはいいですね。そうでもしないと、ただワンオペで大変だったという記憶しか残らないな…苦笑

来年度は育休だけど、早々に復帰予定なので日々大切に過ごしたいものです。